ヨハネスと歩いた羊蹄山

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    JUGEMテーマ:山行記録

    報告者:Gny

    年月日:2019/7/26

    山 域:後方羊蹄山(北海道)

    天 候:曇りのち雨

    メンバー :ソロplus

     

      4:40 真狩登山口

      6:40 6合目

      7:40  9合目

      8:10  真狩下山口

      8:25 旧小屋分岐

      8:35 比羅夫下山口

      9:20 6合目

    10:10 3合目

    11:25 比羅夫登山口

     

    行動時間6時間45分

     

    北海道旅行のついでに、軽い気持ちで計画した後方羊蹄山。

    蓋を開けてみれば想像以上の荒天で、山の洗礼を受けることになりました。

    しかし、その洗礼を一緒に受けてくれる救世主?が現れ・・・・

     

    前泊した麓の小さな宿には、私の他にも羊蹄山に登る予定の人が3人。

    東京から来た女性2人と、ヨーロッパから旅行に来ているヨハネスさん、男性28歳。

     

    悪くなりそうな天気予報に、前日の夕方、共用のダイニングに集まり情報交換が始まりました。

    どのルートを歩くか、何時から登るか、いや、登って大丈夫かなどなど。。。

    結局、天気は夕方になるほど崩れる予報で、とりあえず早朝に登山口まで行って、そこで判断しましょうってことに(笑)

     

     

    翌朝、宿の主人に車で送っていただき真狩登山口に着いたのは4時30分。

    まだ、雨は降っていないものの、目の前の羊蹄山は厚い雲で覆われ、円錐形の美しい山容は全く見えません。

     

    一人だったら、登山口まで来ていないだろうなと思いつつ。。。

    こんな山に登ろうとしているMな自分たちを少しおかしく感じていたところ、同じ気持ちだったのかヨハネスも苦笑い。。。

    不安な空気が少し和みます。

    DSC02284.jpg

     

    4人で仲良く歩き出すも、女性2人はヨハネスのスピードが速くて10分ほどで離れ離れになってしまいました。

     

    歩き出す前から、それぞれのスピードで歩きましょうって言っていたけど、このペースは速すぎないか?ヨハネス大丈夫か!

    って思いながらも、とりあえず行けるとこまでつい行きます。

     

    心臓をバクバクさせながら歩くこと1時間、ヨハネスがカメラを取り出し撮影を始めたところで、やっと小休憩。

    汗が、顔から滝のように吹き出しています💦

    DSC02286.jpg

    山頂の方角を眺めるヨハネス。

    5合目以上は、相変わらずの濃いガスで何にも見えません。

     

    しばらくすると大粒の雨が降ってきたので、ヨハネスに声かけして早々にカッパを着ます。

    しかし、彼はTシャツのまま。

    もしや、カッパを持ってないのかと心配になり聞いてみたら、「もちろん持ってるさ!」と。。。

    失礼しました。

     

    羊蹄山は、山頂までず〜っと登りが続きますが、ヨハネスのペースが一向に落ちません。

    何とか必死について行くも、心臓の鼓動がドクドクと大きくなり出し、調子が悪くなってきました。

    このペースで歩いていると潰れるかもと思って、わざと遅れて自分のペースを取り戻そうとするも、すでに体調が悪くなりつつありました。

     

    ペースが落ちた私を気遣って、立ち止まってくれるヨハネスに

    「私のことは気にせず、先に行ってくださいネ」って元気を振り絞って言うも、

    「大丈夫だよ、私は待てるよ!」って・・・・・・

    おっと、そうきたか! どうする? 一緒に行くしかないかな・・・

    DSC02289.jpg

    歩きだして2時間、いよいよ体に力が入らなくなってきたので、ガスの中、先行くヨハネスに

    「何か食べたいんだけど。。。」と進言すると「もちろんさ!」と快諾です。

    霧雨の中、私はおにぎりと大福、彼はバナナでエネルギーチャージ。

     

    これが良かったのか、踏み出す一歩に力が戻り、初めて「なんとか頂上まで頑張ってみよう」って思えました。

     

    そして、歩きだして3時間、予定より40分ほど速く9合目に到着です。

    ふぅ〜😅しんど。

     

    ここまで来ると、風が強くなり、ますます過酷な天候になってきました。

    そして、山頂のお鉢まで登った時には、さらに風は強くなり、暴風が吹き荒れていました。

    よろめきそうな体を石で支え、疲労困憊の一枚。

    photo by Johannes

     

    この暴風雨の中、足場の悪い岩場を経由して最高点に行くのは危険だとヨハネスに提案すると、

    彼もそう思うと同調してくれ、お鉢を経由して比羅夫下山口へ向かうことになりました。

     

    これまで濡れたTシャツ一枚で歩いてきたヨハネスも、爆風の中、長Tに着替えカッパを羽織りました。

    やっぱ、カッパをもってたんや。。。良かった。

    DSC02297.jpg

    しかし、急峻な斜面を駆け上がる爆風に飛ばされそうになり、身の危険を感じた私は、

    「危ないから引き返した方が良くないか?」ってヨハネスに聞いたつもりが、

    「僕なら大丈夫さ!」と笑顔で返されてしまった。あら??英語って難しい・・・

     

    爆風の稜線をしばらく歩いていると、カッパを着ていても体温がみるみる下がるのがわかり、左足の筋肉がつり始めました。

    「おっと、やばいかも」

    こんなところで動けなくなったらと考えただけで、焦ります。

    こんな時は・・・・「どうする??そうだ芍薬甘草湯だ!」と思いついても、なかなかヨハネスに言い出せません。

     

    しばらくすると、急に風がましになったので、この時とばかりに「あったかいお湯を飲みたいんだけど」

    と言い切って、芍薬甘草湯をテルモスのお湯で胃袋に流し込みました。

     

    そんなこんなで、25分ほどのお鉢歩きを終え、比羅夫下山口から下りだした頃には、足も治っていました。

    ほっ。

     

    歩きだしからここまで4時間、久々の過酷な山行となってしまいました(反省)

     

    比羅夫登山口までの下りは、粘土質の悪路との戦いでした。

    つるつる滑る登山道に何度となく足を取られ、転ぶヨハネス。

    慎重に足場を確認しながら降りてくれたおかげで、下りは私でも余裕で着いて行けました。

     

    DSC02308.jpg

    そして、登山開始から6時間が過ぎ、ようやく歩きやすくなった道も、ヨハネスの背中を見ながら下山口へと進むのでした。

     

     

    おしまい。


    コメント
    ヨハネスのタフさと、お二人の道行が面白いです。風雨が強い中、先を行くがっしりした後ろ姿ですね。山頂写真から、山行の過酷さが伝わります。お疲れ様でした!
    • yuko
    • 2019/07/29 8:18 PM
    お疲れ様です。

    心強い方が現れて良かったですね(笑)

    私が登った時もガスで、何回も登られている地元の方が、迷子になっていましたからね!!
    • タジー
    • 2019/08/01 10:24 PM
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